業務のテレワーク導入により、新入社員研修をオンラインで行っている企業は増えています。テレワークでは直接聞けない部分もありますが、オンライン環境で学べる業務も多々あります。

新人研修自体、初めは講義が行われます。社会人としてのマナーや常識、電話の取り方や言葉遣いなど、基本的な部分から研修は始まります。
通常会議室で実施する講義とは異なるため、教える側はできるだけ新人のリアクションを確認しながら行うと良いでしょう。
社会人になりたての新入社員はどうしても気が緩みがちで、まして、テレワーク環境は自宅での業務です。通常より多く新人に声を掛けつつ講義を行うことで、実りのある結果を期待できるでしょう。
また、ただメモを取らせるよりも、レポートを作って提出を義務付けることで、どれだけ理解したかの確認もできます。

講義以外の、業務の流れや手順の説明では、実際にデータのやり取りをさせてみるのが効果的です。
通常の研修ならばパソコンで作ったデータをプリントアウトして提出すればいいところを、指定の書式とデータ形式で指定のメールアドレスやクラウドに提出、という形にさせます。こういった作業は初めて行う時にはどうしてもつまずく要素があり、その試行錯誤は新人研修に丁度良いでしょう。

また、テレワークというとテレビ電話のイメージが強いですが、実際はチャットでの業務連絡も多数行われます。
上司相手の言葉遣いや他社の担当者への言葉遣いも、これからの業務では必要なスキルになるでしょう。それらの習得にも、オンライン研修が役立ちます。